●(Win用,Mac用14万8000円)miroVIDEO DV300 3系統のDV入出力とUltra Wide SCSIインタフェースを搭載している。DV機器のコントロールは可能だが,バッチコントロールはできない。しかし,添付ソフトのDV Toolsによりキャプチャ前のアセンブル編集が可能になっているのでバッチキャプチャは必要ないかもしれない。編集ソフトにpremiere4.2LE日本語版が付いている。通常,AVIの制限で2GB以上のファイルは作成できないが,独自のPremiere用INSTANT VIDEOプラグインを使用することで,2GBの壁を超えて長尺に対応できる。MAC,Windowsにハイブリッド対応する。 |
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●SPARK Plus(Win,Mac用オープンプライス) SPARK Plusも,3系統のDV入出力とUltra Wide SCSIインターフェスを搭載している。付属の入出力管理ソフトにより,DV機器のコントロールや,バッチキャプチャも行える。編集ソフトには,VIDEO ACTION for SPARKが付属しており,すでにPremierを持っている人はVideo Actionエフェクトを使えるPremiere用プラグイン「PowerSurge」も付属。さらに音声用の編集ソフトSound Forge XP4.0も付属している。MAC,Windowsハイブリッド対応版だが,付属ソフトウエアはWindows用のほうが豪華。 |
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●EditDV(Mac用11万8000円) AHA-8940を使用したMAC専用のDVシステム。この製品の特徴は編集ソフトにオリジナルのRadius Editが付属していることだ。このソフトウエアはビデオ編集ソフトとしてはかなりよくできたソフトで,同社のMotionJPEG系のノンリニアボードVTDEO VISTON PCIに添付されていたものだ。ソフトウエアで3次元DVEもでき,強力なテロップ機能も持っている。DV機器のコントロールは可能だが,バッチキャプチャは対応していない。 |
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●DV MASTER(Win用オープンプライス)「テスト無し」 FASTのDV MASTERはハードウエアコーデックにより操作性のよいシステム構築が可能だ。入出力もS端子を備え,YUVコンポーネント出力も装備しているのでアナログ機器との相性もよい。今回の評価でも画質面で安心してお薦めできることを確認した。 |
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●(Win用36万8000円)「テスト無し」DVRex-M1 カノープスのDVRex-M1も,ハードウエアコーデックを持ったボード。S端子を備え,オプションでYUVコンポーネント出力も可能。画質面で信頼できる。DV器機のコントロールも行え,当然バッチキャプチャも可能だ。4GBまでのAVIファイルを作成可能で,さらにシームレスキャプチャ(自動的に別ファイルを作成する機能)により長時間のキャプチャもできる。付属編集ソフトとして,REX EditやMedia Studio5.0J VEがある。DV関係では今一番旬な製品だ。 |
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日経CG1999年9月号 | |
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