■レスボンスが軽快なDigisuiteLE+Premiere5.1RT さて、DigisuiteLE+Premiere5.1RTを使用する機会を得たので、このシステムでの使用感をレポートしよう。 |
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Premiere5.1RTを使った編集はDigisuiteLEのハードにより快適に操作する事ができた。特にありがたいのは、再生スピードのコントロールがリアルタイムでできるため、好みのスピードを何度もやり直しながら設定できる点だ。 また、2チャンネルの2D DVEとアルファチャンネルを使用した合成もリアルタイムで行えるので非常にレスボンスかよく、使っていて気持ちがよい。もちろんディゾルブやワイプも当然リアルタイムで行えるので文句ない(図8)。 ただ一つ残念なのは、アルファキーによるワイプパターンか搭載されていないので、トランジション効果パターンが少ないのと、カスタマイズしたワイプなどのトランジション効果を保存できない点だ。ハード的にはこれらをサポートすることはできるはずなので、プラグインソフトをぜひ改良してもらいたい。 テロップ制作用にPremiereのプラグインとしてlnscriber CGの上位版TitleMotionをパンドルしており、リアルタイムでの日本語テロップの制作も行える。テロッブはやはりリアルタイムの方がありがたい。 また今回は未確認だが、Digisuiteには3D StudioMaxやLightwave3D用のプラグインが含まれており、これらのソフトからDigisuiteLEをコントロールし、ダイレクトにDigisuiteのAVlコーデックで圧縮することかできる。その時、アルファチャンネルを含んだ32ビットのファイルを作ることもできる。 これも未確認なのだが、Discreet Logjc paint、EyeonDigitalFusion、3DStudioMAX、Lightwave3D、Aura、InscriberVideoClipboardなどのソフトにおいてNTSCモニターのWYSIWYG表示をサポートしているとのことだ。このほか、特筆すべきはソフトウェアコーデックを持っているので、Digisuiteが搭載されていないパソコンでも、Digisuiteで圧縮したファイルを使用することができる。これは複数台のマシンを使用して作業をする場合に非常に便利だ。 |
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■コストパフォーマンスが優れるPerceptionRT+R3DX+VideoActionRT Perception RTはPerceptionVR(PVR)と同様のバーチャルファイルシステムを持っている。このため、3次元CG等で使用する静止画のレンダリングの際もPerceptionのコーデックフォーマットを気にせずに使用できるので便利である。ただし残念ながらPerception
VRの圧縮コーデックとは異なるので、PVRのデータを直接使用することはできない。もちろん、バーチャルファイルシステムによる変換によって使用できるが、 この際は再圧縮かかかることになる。 |
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今回使ってみて、2次元、3次元のエフェクトが豊富で、カスタマイズも可能、しかも少しカスタマイズするだけで非常に高品質の工フェクトを得られると感じた。また、ディスク関係のユーティリティソフト(図10)が万全で、使用する際に安心である。 VideoActionはPremiereと同様によくできたソフトであるが、ハードが優秀なだけに、タイムコードを常時表示させておくなど、もう少しビデオライクなインタフェースかほしい気がする。そして、もう少し高級感のあるインタフェース色にしてほしい。しかし、PerceptionRTは、この価格でバリパリの3次元リアルタイムエフェクトを効かせたビデオ編集ができるのだから、トータルで考えると非常に良くできた、ずば抜けてコストパフォーマンスの良い製品だと思った。 今回は、リアルタイムエフェクトのできるノンリニアシステムについてお話しした。いかがだっただろうか。ただ、残念ながらPinnacle systemsのPeeltimeの製品版には触ることはできなかった。Peeltimeについては機会があったらお話したいと思う。 |
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日経CG1999年3月号 | ||||||||||||