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■PROLOGUE■ 道具はその仕組みを知るほど上手に使えるもの。録画ボタンを押すだけできれいな動画を撮れるDVカメラでも,人から上手だね,と言われるためには,カメラの機能や性能を理解して,それを生かした撮影しなければならない。動画撮影のビデオカメラでも,静止画用のデジタルスチルカメラと共通するところは多いので,難しくはない。 |
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■DVカメラの基本メカニズム DVカメラのカメラ部分のメカニズムは,レンズと光を電気信号に変換するCCDで構成される。入力した光はプリズムやフィルターでRGB(光の3原色)に分けられCCDで電気信号に変わり,さらにDV形式のデータに変換してDVテープに記録する。 |
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●3CCDを搭載したDVカメラの基本メカニズム |
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■適正露出とAE機能 一般的なDVカメラにはAE(自動署出)携能が搭載されたており露出も自動調整されるので,通常の撮影ではAE機能に任せておけば大丈夫だろう。しかし,撮影場所の光の状洗は必ずしも一定ではない。朝,日中,夜,明るい場所,眩しい場所,暗い場所,逆光,順光,など状況は常に違う。これらの状況に合わせて,しかも自分のイメージ通りの明るさで撮影したいときには,カメラに搭載されたオート露出機能に任せるだけでは不十分な場合がある。最近ではいろいろな状況を想定して複数のAEモードを搭載したカメラもあり,簡単に適正露出を得ることができる。 |
●露出補正によって明るさを調整できる |
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■ピントとAFロック 被写体にピントをぴったり合わせることは,撮影でもっとも大切なこと。一般的なDVカメラにはAF(オートフォーカス)横能が搭載され自動的にピントが合うようになっている。しかし,AFでピントが合うのはファインダー中央部の決められたエリアなので,被写体がその範囲から外れてしまうとピントが定まらない。被写体が大きく動く場合は手動でのピント合わせが必要になる。 |
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●被写体の位置がフォーカスエリアから外れるとピントが合わない(左2枚) ●AFロック機能を使えば被写体はどこにあってもピントがずれないので,構図の自由度が広がる(右) |
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■シャッタースピードと紋りの関係 DVカメラにもシャッタースピードがある。明るいときほどシャッタースピードを速くし,絞りを繰るのは,スチルカメラと同じだ。また,動きの速いものはシャッタースピードが遅いとプレてしまう。絞りを絞るほど,ピントが合う距離の範囲が広がる。 |
●シャッタースピードが速いモードを使えば,スピードの速い被写体でもプレずに撮影できる |
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■焦点距離による映像の違い 一般的なDVカメラのレンズはズームレンズが搭載されており,焦点距離が小さい万を広角,焦点距離が大きくなる方を望遠と呼んでいる。被写体は広角側では小さく操れ,望遠側では大きく揺れる。操影できる範朗li広角の場合は広く,望遠では狭くなる。つまり望遠側では披写体が大きいので,少しの手プレでも画面上では大きくなってしまう。 |
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■ホワイトバランス 朝夕の光は,日中の光より赤味が強い。また晴天の日の光より,畳り日や日陰の光は育っぽい。照明器具にも色の違いがある。白熱球は赤っぽく,蛍光灯は緑色が強い。どのような光の下でも,人間は白いはずのものを白と見るので,光の色の違いをあまり認識しないが,カメラで掘影すると光の色がそのまま写る。 |
●マニュアルホワイトバランスを使えば、より正しい色で掃影できる |
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日経MAC2000年10月号 |