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DPSは、Perception VRやHollywoodなどのデジタルディスクレコーダーやPerceptionRTなどのノンリニア編集機でよく知られているが、今回、非圧縮から圧縮まで幅広いデータレートに対応したdpsRealityが発売になった。 |
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■dpsRealityの特徴について
先に述べたとおり、dpsRealityは非圧縮/圧縮対応スタジオデジタルビデオディスクレコーダー(SDDR)である。解像度はD−1に準拠した720×486で、4:2:2:4で扱うことができる。アルファチャンネルを完全な非圧縮で扱い、映像データといっしょのファイルとしても扱えるので非常に扱いやすくなっている。また、オーディオの入出力もオンボード上に搭載されている。 |
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![]() 表1dpsRealityの主な仕様 ![]() 図1 dpsRealityユーティリティソフト操作画面。ProjectViewで簡単なカット編集ができる。 将来的にはフェードイン、フェードアウトなどの簡単なトランジション効果もできるようになるらしい ![]() 図2 DFXの操作画面 |
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■dpsRealityを使ってみる では、実際にdpsRealityを使ってみよう。 |
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●Hardware Manager まず、コントロールパネル内のHardware Managerを立ち上げる。infoではハードウェアの状況とインストールされたドライバーのバージョン情報を知ることができる(図3)。また、SoftwareUpdateボタンをクリックして、インターネットで最新ドライバーをインストールすることもできる。 |
![]() 図3 HardwareManager内のinfoパネル ![]() 図4 Hardware Manager内のGeneralパネル ![]() 図5 Hardware Manager内のSCSIパネル ![]() 図6 Hardware Manager内のDiskPerformanceパネル ![]() 図7 Hardware Manager内のFileSystemパネル ![]() ![]() 図9 Hardware Manager内のTestパネル |
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●Virtual Tape File System(VTFS、図10) VTFSは従来のバーチャルファイルシステムを拡張したもので、扱えるファイルはBMP、IFF、RLA(Wavefront
Run−Length Type A file)、RAS(Sun Raster file)、SGI(Silicon Graphics RGBA)、TGA、TIF、PIC、VPB(Quantel
Video Paint Box file)、DPSで、このうちIFFとVPB以外はアルファチャンネルをもったファイル形式なので、アルファチャンネルといっしょに扱うことができる。ただし、これらは見かけ上の(バーチャルの)データであって、本当のデータはアルファチャンネルをもったビデオデータであるDPSファイルとして扱われる。PerceptionVRのPVDファイルやPerceptionRTのRVDファイルは直接扱うことはできず、これらはMedia
Conversion Utilityを使用してDPSファイルに変換してから扱うことになる。 |
![]() 図10 Virtual Tape File System ![]() 図11 NewMediaFileでSpooI Fileを作成しておく |
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ビデオアルファ1999年12月号 |